【読書】『仕事に追われない仕事術 マニャーナの法則 完全版』

読書読書,マニャーナの法則

 作業効率化のためにのために。ブログを書くために。
 いろんなことを考えながら読み進み、僕なりに印象に残ったことを書きますが、結局、個人の「価値観」と「志向」は僕には分りませんし、皆それぞれでかまわないと思います。
 印象に残ったところを書き留めておきますし、時々読み返しては考えが変わっていたりもします。
 またこの記事も書き直すんでしょうけど、今の僕なりにピックアップしたいと思います。

ポイント

  • 「忙しいだけの仕事」を捨てて「本当の仕事」に集中せよ
  • 「マニャーナの法則」とは?
     「1日に発生する仕事を集めて、必ず次の日にやる」を基本とする仕事術。
     常に1日分の”バッファー・ゾーン”を設けることになる。
      以下の3ステップで行う。
    【ステップ1】今日、新たに発生した仕事を集めておく。
    【ステップ2】仕事を類別する。
    【ステップ3】類別した方針に従って、翌日まとめて処理する。
     「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考え方が根底にある。

「忙しいだけの仕事」を捨てて「本当の仕事」に集中せよ

 「忙しいだけの仕事」は捨てましょう。
 仮に仕事のスピードが上がったとしても、作業量が増えるだけでは、何もメリットがありません。
 逆に、「本当の仕事」とは、
「自分自身、自分のビジネス、自分のチームのビジネスを、成長に導くもの」
です。

「TO DO リスト」と「優先順位」では「効率」は上がらない

 これは実に単純な話で、「TO DO リスト」「優先順位」と「効率」の間には何も関係がないからだ。
 むしろ、「TO DO リスト」「優先順位」が、「本当の仕事」を圧迫する恐れがあります。
 忘れないためにメモしておいて、終わった仕事から消し込んでいく―――――という方法は僕もよくやっていますが、それは「マニャーナの法則」においては「チェック・リスト」と呼ばれるもの、すなわち、「クローズ・リスト」。
 仕事は、「ここまで!」と制限するラインが引かれたリスト。1度クローズしたら、基本的にリストに新しい仕事は追加しません。

厄介なのは”理性の脳”vs”衝動の脳”

 ”衝動の脳”とは”感情”です。
 いつの時代でも、どこでも、誰にでも発生する、”理性”と”感情”の戦い。
 そしてこの戦い、”感情”が勝つに決まっています。
 なので、”感情”と戦うことを考えてはいけません。負ける勝負はしないのが戦略の鉄則。
 しかし、”感情”に負けてしまっては、いつまでも仕事をコントロールすることはできません。
 なので、”感情”をコントロールする方法を編み出しましょう。
 それは、”理性”の脳を上手に活用して、”感情”をダマして使うことです。
 ”感情”に負けたところで、自分を責める必要はありません。人間はそういうものだし、責めても、問題は解決しないのです。
「今日は”感情”に負けたけど、明日はコントロールする技を開発しよう」
と割り切りましょう。
 そして、感情をコントロールするためには、システムを作ってしまうのが、手っ取り早い方法です。
 そのシステムが、「本当の仕事」を成長させてくれます。

「マニャーナの法則」とは?

 「1日に発生する仕事を集めて、必ず次の日にやる」を基本とする仕事術。常に1日分の”バッファー・ゾーン”を設けることになる。以下の3ステップで行う。
【ステップ1】今日、新たに発生した仕事を集めておく。
【ステップ2】仕事を類別する。
【ステップ3】類別した方針に従って、翌日まとめて処理する。
 「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考え方が根底にある。

 もちろん、消防署・銀行・小売業など、緊急事態が発生してしまうような仕事は例外です。
 「マニャーナの法則」のメリットは、

  • 邪魔が入らない
  • 1日の計画が立てやすいこと
  • 1日の仕事量と負荷が均衡すること
  • その日の仕事はその日に終わること

 1日で終わらないような仕事は、1日で終わる「タスク」に細分化、チャンクダウンしましょう。

まとめ

  • 「忙しいだけの仕事」を捨てて「本当の仕事」に集中せよ
  • 「マニャーナの法則」とは?
     「1日に発生する仕事を集めて、必ず次の日にやる」を基本とする仕事術。
     常に1日分の”バッファー・ゾーン”を設けることになる。
     以下の3ステップで行う。
    【ステップ1】今日、新たに発生した仕事を集めておく。
    【ステップ2】仕事を類別する。
    【ステップ3】類別した方針に従って、翌日まとめて処理する。
     「明日まで待てないほど、緊急な仕事はない」という考え方が根底にある。