読書,君主論

 『君主論』第一一章「教会の支配権について」である。
 教会の支配権は特別で、
・獲得するには、能力と幸運を必要とする
・維持するにはどちらも必要ではないこの君主のみが、防禦の必要のない領土を持ち、統治する必要 ...

読書,君主論

 『君主論』第10章は「どのように全ての支配者の力を測定すべきか」である。
 マキアヴェッリ曰く、君主が必要な場合、自力で持ち堪えられるか、それとも常に他者の庇護を必要とするかがそれである。 すなわち、
【自力で持ち堪 ...

読書,君主論

 『君主論』第九章は「市民の支持によって得た君主権について」の考察である。
 他の同朋市民の好意によって君主になるには、非常な能力や幸運を必要とせず、むしろチャンスを利用する狡猾さが必要となるのだが、”狡猾さ”と言われると、な ...

読書,君主論

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 君主論第八章は「極悪非道な手段によって君主となった場合」についての考察です。
 ただし、マキアヴェッリ自身も「極悪非道な方法」で君主権を手に入れることに対しては、否定しています。

2つの証拠シラクサのアガトクレス

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そこでもし公(=チェーザレ・ボルジア)の歩みを考察してみるならば、彼が未来における勢力のために偉大な基礎固めを行ったことが分かるであろう。そして私は彼の行動の実例以上に新しい君主に対して適切な教えを示すことはできないと考えるので、彼の ...

読書,君主論

 新しく獲得した君主権・支配権について、マキアヴェッリは
成功例:モーゼ、キュロス、ロムルス、テセウス
失敗例:サヴォナローラ
を挙げている。
 日本人になじみがあるのはモーゼであろう。エジプト脱出、海 ...

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 獲得された地域が自らの法に従って統治され、自由な国制の下での生活に慣れ親しんでいる場合、その地域を保持しようとする際には三つの方法がある。 ということで、自由な国制の地域を支配し始める際、三つのオススメ方法を提示してくれています。

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第四章 アレクサンドロスによって征服されたダレイオス王国では、アレクサンドロスの死後、その後継者に対して反乱が生じなかったのは何故か この疑問に、マキアヴェッリは、「中央集権制」の例としてトルコを、「封建制」の例にフランスを、挙げて考 ...

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ルーアン枢機卿はイタリア人は戦争というものを理解していないといったので、私はフランス人には支配というものが分かっていないと応答した。 マキアヴェッリは、外交使節としてフランスに派遣されたのだが、こんなこと言っていいのかな、と心配になる ...

読書,君主論

 『君主論』第一二章の指摘は、傭兵隊が役に立たないばかりか有害である、と。
 第一三章では、外国からの援軍に対する反対論。
 まとめると、傭兵も援軍も役に立たないどころか有害なのだから、
「自分の国は自分で守り ...