【読書】『愛と欲望の三国志』【歴史とはおもしろいものなのです】
「ごめんなさい」
と思いながら読んでしまったのは、ぼくも『三国志』は好きだったのですが、そこまで勉強しなかったからだ。
というか、そこまでのめり込んだモノあったかなあ。
と考えると、あまり自慢できるモノはな ...
【読書】『シロクマのことだけは考えるな!』【心理的トラップを回避せよ】
みんな、エビデンスに基づいた、「本物の学問」を欲しているんだなあ。難しくてもいいから、心理学には「普遍的真実」を期待しているんだなあ。率直にそう感じさせられます。 いつの日か、とことんカジュアルなテーマを用いながらも、「本物の心理学 ...
【読書】『名画で読み解く イギリス王家12の物語』【ハノーヴァー朝あらため・・・・・】
ヘンリー七世に始まるテューダー朝はエリザベス一世が子を為さず死去したために終焉する。
スコットランド王ジェイムズ六世がイングランド王ジェイムズ一世として即位して始まったスチュアート朝も、アン女王をもって終焉を迎える。
【読書】『名画で読み解く イギリス王家12の物語』【苦労人であることは同じなのだが】
テューダー朝二代目のヘンリー八世は、
「アン・ブーリンと再婚したい」
がためだけに、ローマ教皇からの自立と、イギリス国教会の設立にこぎつけた。
しかし、困ってしまうのは子どもたちである。
ヘンリー ...
【読書】『名画で読み解く イギリス王家 12の物語』【ヘンリー八世というジャイアニズム】
テューダー朝を立ち上げたヘンリー七世は8人の子をなし、男児2人を得る。
長男アーサーは15歳で、スペインのキャサリン・オブ・アラゴンと結婚するが、病弱だったため挙式の半年後に病死。
普通ならキャサリン ...
【読書】『名画で読み解く ハプスブルク家 12の物語』
ハプスブルク王朝は20世紀初頭までの約650年の長命を保つ。
しかも、その間、ほぼ神聖ローマ帝国の皇帝位を独占。
ヨーロッパ中心部に位置し、多くの国々と婚姻政策を結び、網の目上に領土を拡大している。
名 ...
【読書】『名画で読み解く ロマノフ家 12の物語』
ハプスブルク家の源流がオーストリアではなくスイスの一豪族だったように、ロマノフ家の始祖もまたロシア生まれではない。十四世紀初頭、プロイセンの地から――後世におけるドイツとの深い関わりを予感させる――ロシアへ移住したドイツ貴族コブイラ ...
【読書】『会社のデスノート』【間違った戦略は排除せよ】
経済を上向かせるために企業ができることは、デスノートの死のルールの反対の行動をとればいい。デスノートのルールとは、誤った戦略を採ることで、市場を狭め、自ら戦いづらい土俵へと突き進み、やがて会社自身を疲弊させる方向を指したルールである ...
【読書】『人口減少の未来学』その6【緊縮財政は逆効果】
いまや経済はグローバルに進行しており、政治や社会というものはそれに合わせて変化するので、日本だけが特別、とか、英国だけが違う、とかいうことはないはずだ。だいたい同じようなことが起きているのではないか、または、何か考え方のヒントになるこ ...
【読書】『人口減少社会の未来学』その5【相互扶助関係の再構築】
長期的な人口減少は、経済的な現象ではなく、資本主義の発展段階に必然的に起きる社会変化だというのが、わたし(平川克美さん)の立論の骨子である。わたしは、『移行期的混乱』と『「移行期的混乱」以後』の中で、これらの考え方が、本末転倒したもの ...