読書,君主論

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 『君主論』第一九章は「軽蔑と憎悪とを避けるべきである」君主は人々の憎悪や軽蔑を招くことを避けるようにしなければならない。

解説憎悪を招く行動

 それはズバリ「臣民の財産や婦女子を奪う」ことです。一般大衆は財産や名誉を奪われ ...

読書,君主論

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 『君主論』第一八章は「君主は信義をどのように守るべきか」経験によれば、信義のことなどまったく眼中になく、狡知によって人々の頭脳を欺くことを知っていた君主はこそが今日偉業を成している。そして結局信義に依拠した君主たちに打ち勝ったのであ ...

読書,君主論

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 『君主論』第一五章は「人間、特に君主が称賛され、非難される事柄について」である。私の狙いはそれを読む人にとって有益な事柄を書くことであり、したがってそれについて想像よりも事柄の現実的真理に即するのが適切と思われる。どのように生きてい ...

読書,君主論

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 『君主論』第一四章は「軍事に関する君主の義務」である。

君主は、軍事のことだけ考えろ

 実に、マキアヴェッリは、君主は、軍事のこと以外に興味をもつな、と断言する。武力を持たないために蒙る災厄の中で最たるものは他人による軽蔑 ...

君主論,読書

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 『君主論』第一一章「教会の支配権について」である。
 教会の支配権は特別で、

獲得するには、能力と幸運を必要とする
維持するにはどちらも必要ではない

この君主のみが、防禦の必要のない領土を持ち、統治す ...

読書,君主論

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 『君主論』第10章は「どのように全ての支配者の力を測定すべきか」である。君主が必要な場合、自力で持ち堪えられるか、それとも常に他者の庇護を必要とするかがそれである。【自力で持ち堪えられる】豊富な人員と資金力で軍隊を集め、会戦で勝利で ...

君主論,読書

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 君主論第八章は「極悪非道な手段によって君主となった場合」についての考察です。
 ただし、マキアヴェッリ自身も「極悪非道な方法」で君主権を手に入れることに対しては、否定しています。

2つの証拠シラクサのアガトクレス

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読書,君主論

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傭兵隊に対する批判

それというのも傭兵は相互に反目し合い、野心的で、軍律を欠き、忠誠心を持たず、その上味方の前では勇敢であるが敵に対しては臆病で、神をも畏れず、人間間の信義を守らないからである。したがって外からの攻撃を受けない場合だけは ...