【読書】『英仏百年戦争』【イギリスとフランスの成立】
歴史は知りたい一コマだけを調べても、正しく理解できないことがある。 これは西洋史でも東洋史でも日本史でも変わらない。「一コマ」だけ調べてしまうと、とんでもない間違いを犯してしまう。
ロビン・ネイランズによる『百年戦争』によ ...
【読書】『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』
フリードリッヒは、神聖ローマ帝国皇帝ハインリッヒと、シチリア王国唯一の相続人コンスタンツァの子どもとして生まれる。しかし、三歳で父を亡くし、四歳で母を亡くして孤児になってしまう。
四歳から ...
【読書】『十字軍物語 第四巻』【現実主義者が誤りを犯すのは?】
第四巻を、まとめると、
第六次十字軍(1228~1229)
神聖ローマ皇帝フリードリッヒが率い、一戦も交えずして、イェルサレム奪還。
第七次十字軍(1248~1254)
フランス王ルイ九世が率い、 ...
【読書】『小説 イタリア・ルネサンス4―再び、ヴェネツィア―』
ルネサンス期のイタリア・ヴェネツィアが舞台。
主人公マルコ・ダンドロは、公職追放の機会を利用して、フィレンツェとローマの旅に出る。そして、公職復帰。
復帰後、マルコの提案する。これからのヴェネツィアは、勝つことは ...
【読書】『小説 イタリア・ルネサンス3―ローマ―』
ルネサンス期ののイタリアが舞台。主人公マルコ・ダンドロは、ヴェネツィア共和国の元老院議員だったのですが、理由あって、公職追放3年。
この機会に・・・・・ということで、フィレンツェを見終わって、次はローマ。
国 ...
【読書】『小説 イタリア・ルネサンス2―フィレンツェ―』【ケーキの大きさと切り分け方】
ルネサンス期のイタリアが舞台。主人公はヴェネツィア元老院議員マルコ・ダンドロ。
公職追放3年になってしまったので、これを機にフィレンツェを見に行くことにしました。
ところが、滞在中の宿「半月館」の主人が事件に巻き ...
【読書】『小説 イタリア・ルネサンス1ーヴェネツィアー』【武器を交わさない戦い】
ルネッサンス期のイタリア、ヴェネツィア。
主人公マルコ・ダンドロは元老院議員。
10年ぶりに再会する親友、アルヴィーゼ・グリッティは、なぜか「恥じいる乞食」に身をやつしている。
アルヴィーゼは、私生児と ...
【読書】『十字軍物語』第三巻【「兵とは国の大事」ですよね?】
『十字軍物語』第三巻は、第三次十字軍から第五次十字軍までを扱う。
第一次十字軍は「そんな理由で始まったのか!」
第二次十字軍が「しょぼい」結果に終わる。
そして、第三次から第五次をつなげて考えると、 ...
【読書】十字軍物語 第二巻
第一次十字軍終了後からサラディンによるイェルサレム奪還までが第二巻。
神が、聖地を奪還してくれたわけでも、守ってくれるわけでもないので、自分たちで守るしかない。
第二次十字軍がどうだったか?
その間、十 ...
【読書】『十字軍物語』第一巻【乱れている国同士が戦うとどうなるか?】
乱れている国が治まった国を攻めると滅びる(中略)『韓非子』 金谷治訳注 岩波文庫「乱れている国」 VS 「治まった国」
という戦いなら、「治まった国」が勝つ。
じゃあ、
「乱れている国」 VS 「乱れている国 ...