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マキアヴェッリが就職したカンチェレリアは、内閣の下にあって、種々の実務を行う機関である。英語だと、Chancelleryとなる。もしも、あの時代のフィレンツェの実情に近い訳語を選ぶとすれば、内閣官房と訳したほうが適当ではないかとさえ思 ...

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傭兵に頼って大失敗

華々しく戦闘を展開しておきながら、死者は落馬がもとで死んだ一人だけなどという、愉快な戦争が普通になってしまったのであった。ブルクハルトが、「芸術作品としての戦争」と名づけたものである。 「徴兵」制度に基づき、自前の軍 ...

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 一四九八年五月二十三日、サヴォナローラ処刑。この日から五日が過ぎた五月二十八日より、二十九歳のマキアヴェッリの、フィレンツェ共和国の一官僚としての生活がはじまるのである。

失職したマキアヴェッリの想いは?

 これからマキア ...

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跡継ぎが失敗する

 ロレンツォ・イル・マニーフィコの死後、息子ピエロが後を継ぐ―――――
―――――のだが、ピエロは、父ロレンツォさえもやらなかったことを始めてしまった。
 メディチ宮殿を政庁にしてしまったのだ。「自由」 ...

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花の都フィレンツェ

 イタリアに三十近くあった小国は、ミラノ、ヴェネツィア、ローマ法王領、ナポリ、そしてフィレンツェの五大国並立時代を迎える。
 ヴェネツィアは百年も前に個人の力量に左右されない体制をつくりあげたが、フィレンツェ ...

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シチリア王国と神聖ローマ帝国を回復

 フリードリッヒは、神聖ローマ帝国皇帝ハインリッヒと、シチリア王国唯一の相続人コンスタンツァの子どもとして生まれる。しかし、三歳で父を亡くし、四歳で母を亡くして孤児になってしまう。
 四歳から ...

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 第四巻を、まとめると、
第六次十字軍(1228~1229)
 神聖ローマ皇帝フリードリッヒが率い、一戦も交えずして、イェルサレム奪還。
第七次十字軍(1248~1254)
 フランス王ルイ九世が率い、 ...

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 ルネサンス期のイタリア・ヴェネツィアが舞台。
 主人公マルコ・ダンドロは、公職追放の機会を利用して、フィレンツェとローマの旅に出る。そして、公職復帰。
 復帰後、マルコの提案する。これからのヴェネツィアは、勝つことは ...

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 ルネサンス期ののイタリアが舞台。主人公マルコ・ダンドロは、ヴェネツィア共和国の元老院議員だったのですが、理由あって、公職追放3年。
 この機会に・・・・・ということで、フィレンツェを見終わって、次はローマ。

 国 ...

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 ルネサンス期のイタリアが舞台。主人公はヴェネツィア元老院議員マルコ・ダンドロ。
 公職追放3年になってしまったので、これを機にフィレンツェを見に行くことにしました。
 ところが、滞在中の宿「半月館」の主人が事件に巻き ...